テニプリ小僧のアメリカテニス修行記 日本生まれ、アメリカ育ち、11歳でトーナメントテニスの世界にどっぷりはまり込み、12歳でSection No.1 Playerになり、14歳で全米３０位代に上がってきたテニプリ大好き、Flashyな、ド派手なテニスを愛する１５歳のテニス少年の「両親」のブログ。

　ケガからの復帰＆夏休みに入って初のCoach Vのところでの練習は　いよいよウィンブルドンへ出発するMくんとの練習となりました。


　本日の練習では　テニプリ小僧は　久しぶりの激しい打ち合いで　自分の感覚を取り戻すことに集中していましたが　Mクンは仕上げ練習です。　いつも以上にもの凄い気迫に満ちていました。


　とにかく今までに見たことがないほどの厳しい表情　顔つきで　いつもは穏やかな表情のMクンですが　ミスをすると　少し苛立ちや怒りが現れるような怖い顔になります。　

　本当に気迫がみなぎっていました。

　そんなMクンと打ち合う以上　テニプリ小僧も久しぶりとは言え　気合が入ります。　ただ　ようやく開始した練習ですから　感覚がまだ十分に戻っていない分　ミスも多く出てしまい　大声でイライラを出しては　自分に喝を入れていました。　心配していましたが　肉離れは　かなり回復しているようで　Coach　Vから　大丈夫そうだな　とOKをもらえ　安心もしました。

　ところで　ずっと見てきたMクンですから　その違いが　私にも伝わってきたのですが．．．もうMクンの戦いは始まっているんだなと　その顔つきを見るとビンビンと感じました。　そうです．．．イギリスへ入る前　この段階から既に。

　もちろん　何度かの休憩をはさみ　最後には　いつものMクンに戻り　テニプリ小僧と楽しいおしゃべりをしていましたが　最後にがんばってきてね　と送り出すと　ありがとう　と頷きながら　またぐっと引き締まった表情を見せたMクンは　本当に逞しくなったと　頼もしささえ感じました。

　今回は　さすがにCoach　Vは　ウィンブルドンへは同伴できません。　今日　出発するMクンの全てのラケット（９本）にグリップテープをしっかり巻いてあげ（２種類のタイプ）ておりました。　Mクンは　必ず　おまじないではないですが　今までずっと　試合前はCoach Vに　グリップテープを巻いてもらってきています。　　ですからもちろん今日もです。　ふたりが打ち合うのを見ながら　気持ちをこめて１本１本丁寧に巻いてあげ　隣に座る私に改めて「ボクがいつもこうして試合前に巻いてあげているんだ」と　にっこり。　


　試合にコールされ　コートに入ってからではなく　もう既に　戦いは始まっているんですよね。　初めて見せるその厳しい顔つきに　Mクンのまたひとつ成長したところを見た気がしました。

　テニプリ小僧も　いよいよ復帰！　次の大会に向けて　少しずつ気分を高め　肉体的にも精神的にも　ベストで臨める様　準備していかないといけないですね。　

　ということで　Mクンは　イギリスへ　JTCCのDくんとコーチと出発しました。　今度は　ご家族も土曜日にあとを追って出発されるそうです。　まずは　前哨戦に出て　いよいよ　憧れのウィンブルドンに出場です。　がんばれ！