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テニプリ小僧のアメリカテニス修行記 日本生まれ、アメリカ育ち、11歳でトーナメントテニスの世界にどっぷりはまり込み、12歳でSection No.1 Playerになり、14歳で全米30位代に上がってきたテニプリ大好き、Flashyな、ド派手なテニスを愛する15歳のテニス少年の「両親」のブログ。

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心ここに在らず-Challenger18’s

 翌朝を向かえ テニプリ小僧は 昨夜いっしょに残って応援してくれたDクンとジンボくんといっしょに Dクンのお父さんに連れて行っていただき 朝の練習フォアハンドbを済ませました。

 遅れて Dクンのお母さんを連れて試合会場へ行き ほとんど試合前の会話もなく メガホンコールを受けたテニプリ小僧を送り出します。

 いよいよシード選手との戦いとなります。 対戦相手はPクン、シニア...これから行く大学も決まり 余裕の雰囲気えっへんです。

 試合開始...テニプリ小僧の様子が なんだかいつもと違うことに気がつきます。あれー?

 なんと言ったらいいのでしょうか。 勝負にかける必死さが伝わってきません。 なんとなく試合をやっている状態...そんな感じです。

 一旦 サーブが放たれるとラリーが始まり もちろん戦っているのですが なんとも精彩を欠き 気合というものがない試合です。

 あれよ あれよと自分のミスも出て ゲームを落とします。困った Pクンも これが テニプリ小僧かクエスチョン・マーク と少々戸惑っている感じ。 いったい何を考え試合をやっているのでしょうか。

 さすがにテニプリ母も腹が立ちお前なぁ 席を立ちたい思いにかられます。 

 ポイント ポイントの間には 同級生対決となった隣で必死に戦う仲良しAクンとDクンの試合があっており どうかすると そちらに目をやっている有様です。

 既に結果は わかっていましたし こんなふうで勝ってもらっては困ると思いました。

 結局 第2セットで 巻き返しを図ろうと 少しテニプリ小僧らしい場面があり Pクンを叫ばせるお前なぁ場面もありましたが 時既に遅し しかも 自分より上位の選手相手にファイターになれなかったテニプリ小僧にチャンスがあるはずもありません。

 1,3個の完敗です。撃沈

 何があったのか...あとで 聞いてみてもしっかり言い訳するわけでもなく ただ 自分の心がそこになかったことを素直に認めるだけです。 普通なら 試合のことを注意すると かなりの勢いで言い返してくるぷんぷんのですが テニプリ小僧 この試合に賭けていなかったことを認めざるおえないようです。


 だんだんわかってきたのですが... 金曜日に 大きな宿題がまず出て それをやらなければという気持ち。 月曜はクイズもあって欠席できないという気持ち。 そんな学校がらみのことも テニプリ小僧に重くのしかかっていたどーしよーようです。

 そして 緊張感がなくなりつつあるようです。 今年に入って 16's18'sと 2エイジグループをこなすが故に 休むことなく試合が続き 大切な 最善を尽くす という試合に臨む基本の気持ちが薄れてしまいかけていたようにも思います。

 また メンタルの部分で 最近苦しんでいることも スランプからまだ脱せていないことも 親としてもわかっているので 今日はそれら全てが思い切り悪い方に出てしまったなと 感じずにはいられませんでした。


 テニプリ小僧とは そこのところ じっくり話をしました。 
 
 100%力を出し切ることは プロでも難しいことだけど その努力をしないのなら 試合に出る意味はないということ

 必死にやる気がないのなら 時間やお金をかけてわざわざ出かけていく気は もうこちらにはないこと

 だったら 試合に出ずに練習をした方が よっぽどましだということ

 などなどです。

 時には勝ち負けにこだわる試合もあるかもしれません。 でも ほとんどの場合 勝っても負けても テニプリ小僧が 必死に戦い 自分の力を出し切るような試合をやったなら それで満足だと言って聞かせています。 今回は そうではなかったので テニプリ母は 帰りのドライブで だからすごく怒っているぷんぷんことを伝えました。

 何の雑念もない クリアな精神状態で試合に臨めるなんてことは本当に難しく 今回もそういった気がかりがあったのはわかるのですが それでも 一旦コートハードコートに入ったら 最善を尽くす 集中する気持ちをもつ もつよう努めなければ 勝負に臨む資格はないと思います。

 いい勉強になりました。 こんなこと もう既にわかりきっていることなのでしょうが やはり 繰り返してしまう場面があるわけで テニプリ小僧が いかにもったいないことをしてしまったか気がつき 反省してくれたらと思います。

 確認をしました。 来週も試合が続きます。 やる気はあるのかと...。しばらく休むことも 選択としてあることを前置きして。

 ただ かわいそうではあるのですが 今ががんばりどころであることは 誰よりも本人が1番わかっています。

 本人は やる と言っています。

 だったら テニプリ小僧 しっかりやるしかないね 
勝ち負けじゃないんだよ 一生懸命やることを忘れないでね...がんばれ!
トーナメント | 投稿者 kaido-no1fan 23:57 | コメント(0) | トラックバック(0)

緊張のダブルフォルト?!-Challenger18's

 スーパータイブレークです。

 この頃になると もう他の試合は終わってしまい 1番奥のコートハードコートでやっているおふたりさん。 Dクンとそのご両親、ジンボクンとそのご両親もいっしょになってメガホン応援してくださっていて テニプリ母としても心強く ありがたい気持ちでいっぱいでした。照れちゃう

 難しかったのは はるか遠くで行われているために はっきりわからないポイントが出てきて 今 取ったのか 落としたのか と 応援団はスコアに正確についていけないことです。

 Tクンのビッグサーブで始まり まずはTクンが取って0-1、 それからテニプリ小僧も自分のサービスゲームを2つともkeepして2-1、ここまではよかったのですが 次のポイントがどうだったのか二人の動きを見ても よくわからず みんなで悪い方にとってカウントしよう と苦笑い冷や汗しながらゲームを追います。そこで 3-1だったのか 2-2になったのか...クエスチョン・マーククエスチョン・マーク
そのまま 3-3か2-4でチェンジコートしているのか という状態になり 今度は 2-5なのか3-4なのか とますますわからなくなっていく応援団どーしよー

 そのまま重ねるポイントを落としたか 取ったかはわからない場合は 落とした 困ったと思うことにしてみんなでテニプリ小僧を応援し続けます。


 Tクンのサーブに苦しみ 自分のミスも出て 私たちのカウントでは4-85-7だよね というところまでになってしまいました。 
 結局 1度 私たちのスコアが間違っていることがわかり 1ポイント戻しあとを追い そしてテニプリ小僧のバックハンドがlong...やっちゃったぁ 

 とうとうきてしまいました。 怖~いお~ 4-9で 相手のマッチポイントだよ とジンボくんとDクンが やばいぞ~叫びと叫びます。もう ポイントのカウントもしっかりついてきましたら 間違いありません。

 さすがにだめかと テニプリ母も Tクンの絶好調のサーブがある以上 難しいなと思っておりました。


 ですが こういう瞬間にテニプリ小僧もよくそうなるように Tクンも緊張しまくります。 2本続けての痛いミス...やっちゃったぁ、 テニプリ小僧は よく辛抱しておりました。 6-9となったようです。

 で ここからのテニプリ小僧...2階のガラス張りの向こうからみんなが旗応援してくれているのが見えているのかいないのかはわかりませんが ど根性で攻めてみせます。Tクンをなんとか振り回し Tクンの方は 本当に苦しかったでしょう。 7-98-9、そして9-9... 思わず ジンボくんのお母さんが立ち上がって「いいぞ~!」と応援してくれています。
もちろん テニプリ小僧には聞こえないのですが...。

 そして テニプリ小僧のもう1度サーブです。

 叫びここだっ! いけっ!パンチ テニプリ小僧!とみんなが祈るような思いで し~ん と見守る中 1本目のサーブ...惜しいィ アウト!  
そして2本目...

 怖~いええっ~~~ 

 やっちゃいましたぁ。やっちゃったぁなんと 思い切りネットしてしまいダブルフォルト

 あぁ~~~~ん困った、 応援団みんなで がっくりどーしよー。 何やってるんでしょう、テニプリ小僧。 またやってしまいました。う~んお前なぁ


 で 来ましたよ ブレイク困難なTクンのサービス...9-10とされ もうテニプリ小僧 後がありませんどーしよー

 どうか まずはリターン、リターンと祈ります。

 ここで 緊張しているのはTクンもいっしょ。

 で なんとっ Tクンも 思い切りやってくれました...ダブルフォルトで あちゃぁ~びっくり

 で 10-10となりました。

 Tクン もう1度サーブです。 再び 返せ!返せ!と みんなで祈りながら 見守ります。 すると...

 なんとっびっくり Tクン まさかなんですが またやっちゃいましたびっくり ダブルフォルト

 うそでしょう...って 思わず言いたくなります。

 で...つい ついですね...応援席のみんなは 遠く離れて聞こえないものですから 「まさかぁ」って びっくりしたり 「よ~しっ!」って ガッツポーズしたり。

 気の毒で仕方ないのですが 今度は11-10でテニプリ小僧にマッチポイントがやってきました。


 さぁ テニプリ小僧...しっかりいけよ!

 で サーブをきっちり今度は入れ ラリーが始まり...

 もらった!ざまあ見ろとテニプリ小僧 強烈フォアハンドクロス! 
 ここで Tクン こらえて 必死に打ち返しますが 力に押され 思い切りボールテニスボールは コート外へと 飛んでいってしまいました。

 アウト!

 12-10 テニプリ小僧は なんとか勝利をものにしました。 ふ~。

 Yes! と しかも ワハハ笑いながら喜んでくれたみんな... こんなことってある? ふたりで 続けて3回のダブルフォルトだよ! って...ちょっと情けないやら恥ずかしいやらですが...とほほほ。へへへ

 帰ってきたふたりを迎えると Tクンが ストリングが切れたラケットラケット青を私たちに見せ 
「2本のダブルフォルトのあとに 最後のショットで ストリングも切れたんだよ」とがっくりしながらも苦笑い...冷や汗

 下の応援席にいたTクンのコーチらしき人と友だちもいっしょになって 残念だったなと言いながらもやっぱり苦笑い冷や汗

 みんなで 叫びあぁ~くたびれた...

 で 今度はテニプリ小僧をみんなで囲み 「こらっ!テニプリ小僧...今夜は みんなにご馳走しろよ!」お前なぁと言われ 責めにあっておりました。 その通りですよね...もういい加減にしてくれよって感じです。

 というわけで 夜中のドライブをせずに済んだテニプリ母...このあと 残って応援してくれたみんなといっしょに夕食を食べに行きました。

 あぁ~本当に 疲れましたぁ。
トーナメント | 投稿者 kaido-no1fan 00:21 | コメント(0) | トラックバック(0)