2007年04月28日
今日からMaryland州Indoor Championship
テニプリ小僧が最初(一番最初にではないかもしれませんが)のころに獲得したタイトルが、このMaryland州Championでした。今日から、テニプリ小僧が練習しているAspen Hill ClubなどのMaryland州内のIndoor Courtを会場に各週末に、10歳を皮切りに、12、14と18歳まで、男女がMaryland Championの称号を掛けて戦います。この10歳を制したのが、テニプリ小僧がどっぷりとテニスにつかりこむきっかけになりました。
Maryland州なんて、どんなところか、日本の方は全然知らないと思いますので、位置関係から説明しますと、アメリカ東海岸の真ん中辺に位置し、ワシントンDCが出来たときに、Maryland州とVirginia州(この前銃撃事件がありましたVirginia Tech(バージニア工科大学)のある州です)が、それぞれの州土の一部を国に返還してDistrict of Columbiaは出来ました。従って、Maryland州とVirgina州に包まれるようにDCは存在しており、Marylandの南部と、Virginia州の北部が、Greater Washington DCとして、首都圏を形成しています。New Yorkからは、南に250キロほど、飛行機で45-50分(正味飛行時間)、電車(Amtrak)で3時間、車で4時間、歩くと....ちょっと時間が掛かりそうです。
ワシントンDCに住んでいる人は、6割から7割が、黒人。もう、何代も市長は黒人です。DCの人口はワシントン首都圏を考えるとほぼ2割程度、MarylandとVirginiaに残りの8割が住んでいます。私どもテニプリ小僧一家は、このワシントン首都圏の一角に住んでいるのです。
米国テニス協会(USTA)は、このDC周辺の地区を、Mid Atlantic Section(地区)と呼んでおりますが、DCの住人でテニスできる層は薄く、また、このSectionに含まれるWest Virginiaは、山がちでかつ非常に貧しい州ですので、テニス人口も少なく、Maryland州とVirginia州の選手が、このSectionのほとんどを占めて居ます。
さて、本題に戻ります。面白いのは、それぞれの州にもやはりテニス協会があって、このようなState Championshipを催すのですが、このState Championship、名前は立派なのですが、Maryland在住者に限るという制限があるために、Mid Atlantic Sectionの試合としては意外と評価されていなくて、Level 4(誰でも出れるレベルの中でも上から2番目)という大会です。
4年前に大会の直前にこの大会の存在を知り(ちょうどそのときAspen Hill Clubの門をたたいたのでした)、慌てて締め切りの日に申し込み、滑り込みでエントリーして、そのまま優勝をさらった時には、家族でおお喜びしたのですが、一年後、二年後と、時間が経つにつれて、ありがたみが減るというか、ポイントの重みがそれほどないということはいかんともしがたく、必ずしもTop Playerがエントリーしないのが実情になっています。Age-Upして、上のクラスでPlayすることが当たり前になっており、昨年はテニプリ小僧は、この後に行われる、Maryland StatechampionshipのOutdoor(これはLevel 3)で、16歳以下にエントリーし、準優勝しましたので、今年は、18歳に出ようかと考えているところです。
Virginiaにもやはり同様の「Closed」と呼ばれる大会があり、テニスの盛んな州では一様に「Closed」大会で、州内のNo.1を決めているようです。しかし、県から地方、全国というStepがある日本とは様子が違っており、Nationalの大会ですら、空きがあれば参加できるのが、アメリカの試合事情なのです。全国いっせいに4箇所に分かれて行われるNationals、2月、5月、7月、11月に行われますが、これに空きが出来ることはありませんが、地域地域で、National Pointが与えられる大会として、Level 3には、結構入れるようで、Pointは低いですが、これに勝って、National Pointsを稼いで前述のLevel 2やLevel 1(全国から一箇所に集まってPlayする本当の意味のNational Tournament)に入れるようにRankingをあげる選手がたくさん居るのです。つまり、州のChampionというのは、名ばかり。実質的に何も意味がないということなのです。
とはいえ、10歳からしばらくの間、例えば、テニスに関係ない友人とか、近所のテニスコートで練習中に声を掛けてきたおじさんとか、テニプリ小僧の日本語学校の先生とかに、「この子は、Maryland Championなんですよ!」は、ちょっとした自慢になるわけで、しばらく使いまわしました。
というわけで、テニス通のあなたは、今日から、「マルマル州のChampion」にはだまされないようにお願いします(笑)。
Maryland州なんて、どんなところか、日本の方は全然知らないと思いますので、位置関係から説明しますと、アメリカ東海岸の真ん中辺に位置し、ワシントンDCが出来たときに、Maryland州とVirginia州(この前銃撃事件がありましたVirginia Tech(バージニア工科大学)のある州です)が、それぞれの州土の一部を国に返還してDistrict of Columbiaは出来ました。従って、Maryland州とVirgina州に包まれるようにDCは存在しており、Marylandの南部と、Virginia州の北部が、Greater Washington DCとして、首都圏を形成しています。New Yorkからは、南に250キロほど、飛行機で45-50分(正味飛行時間)、電車(Amtrak)で3時間、車で4時間、歩くと....ちょっと時間が掛かりそうです。
ワシントンDCに住んでいる人は、6割から7割が、黒人。もう、何代も市長は黒人です。DCの人口はワシントン首都圏を考えるとほぼ2割程度、MarylandとVirginiaに残りの8割が住んでいます。私どもテニプリ小僧一家は、このワシントン首都圏の一角に住んでいるのです。
米国テニス協会(USTA)は、このDC周辺の地区を、Mid Atlantic Section(地区)と呼んでおりますが、DCの住人でテニスできる層は薄く、また、このSectionに含まれるWest Virginiaは、山がちでかつ非常に貧しい州ですので、テニス人口も少なく、Maryland州とVirginia州の選手が、このSectionのほとんどを占めて居ます。
さて、本題に戻ります。面白いのは、それぞれの州にもやはりテニス協会があって、このようなState Championshipを催すのですが、このState Championship、名前は立派なのですが、Maryland在住者に限るという制限があるために、Mid Atlantic Sectionの試合としては意外と評価されていなくて、Level 4(誰でも出れるレベルの中でも上から2番目)という大会です。
4年前に大会の直前にこの大会の存在を知り(ちょうどそのときAspen Hill Clubの門をたたいたのでした)、慌てて締め切りの日に申し込み、滑り込みでエントリーして、そのまま優勝をさらった時には、家族でおお喜びしたのですが、一年後、二年後と、時間が経つにつれて、ありがたみが減るというか、ポイントの重みがそれほどないということはいかんともしがたく、必ずしもTop Playerがエントリーしないのが実情になっています。Age-Upして、上のクラスでPlayすることが当たり前になっており、昨年はテニプリ小僧は、この後に行われる、Maryland StatechampionshipのOutdoor(これはLevel 3)で、16歳以下にエントリーし、準優勝しましたので、今年は、18歳に出ようかと考えているところです。
Virginiaにもやはり同様の「Closed」と呼ばれる大会があり、テニスの盛んな州では一様に「Closed」大会で、州内のNo.1を決めているようです。しかし、県から地方、全国というStepがある日本とは様子が違っており、Nationalの大会ですら、空きがあれば参加できるのが、アメリカの試合事情なのです。全国いっせいに4箇所に分かれて行われるNationals、2月、5月、7月、11月に行われますが、これに空きが出来ることはありませんが、地域地域で、National Pointが与えられる大会として、Level 3には、結構入れるようで、Pointは低いですが、これに勝って、National Pointsを稼いで前述のLevel 2やLevel 1(全国から一箇所に集まってPlayする本当の意味のNational Tournament)に入れるようにRankingをあげる選手がたくさん居るのです。つまり、州のChampionというのは、名ばかり。実質的に何も意味がないということなのです。
とはいえ、10歳からしばらくの間、例えば、テニスに関係ない友人とか、近所のテニスコートで練習中に声を掛けてきたおじさんとか、テニプリ小僧の日本語学校の先生とかに、「この子は、Maryland Championなんですよ!」は、ちょっとした自慢になるわけで、しばらく使いまわしました。
というわけで、テニス通のあなたは、今日から、「マルマル州のChampion」にはだまされないようにお願いします(笑)。