2008年12月10日
熱戦再び-Challenger 18's Rd.16
Jクンは、現在学校をHome Schoolにして、自宅でテニスコーチであるおじいちゃんと毎日たっぷり練習に励んでいる14歳です。テニプリとは ほぼ1歳違いくらいではなかったかと思います。
筋トレも早くから取り入れて、13・4歳くらいで びっくりするほどの筋骨隆々とした体つきです。
アフリカ系アメリカ人ですから黒人特有のばねが全身からあふれ出るようなテニスをします。まだ、荒削りですが、18歳ではテニプリよりも上位にランクされ、今大会も6シードをもらっています。
テニプリは2ヶ月くらい前にもJCクンとは激闘を繰り広げましたが、今回はそのRevengeに燃えています。さあ、どのような戦いになりますか。JC君はシードですので、1回戦がByeでした。2回戦も3個1個と楽勝で上がってきました。
テニプリも二回戦は2個団子ですから、3試合目ではありますが、疲れていません。気力充実です。
第一セットは、最初のラリーから、二人の強烈なストロークの打ち合いで幕を開けました。JC君の武器はForehand。BaselineからでもAceを奪える、強烈なForehandが持ち味です。JC君のサーブで始まったこの試合、3ポイント目でOutwideに切れて、テニプリをコートの外に追い出すと、短くなった球をDown-the-Lineにきれいに収めて、「このパターンにお前は手を焼くぞ」と 前奏曲のようにテニプリにメッセージを送ってきます。激しいラリーから、Aceを連発したのは、結局JC君の方でした。0-1です。
テニプリも苦労はしますが、何とかKeep。
Keep合戦で試合は進みますが、手数を掛けているのはやはりテニプリの方です。何度もDeuceに持ち込まれ、何度もBreak-Pointsを握られつつも、挽回して、2-2とEvenで進みます。
第5ゲーム、JC君のサーブを簡単にKeepされて、テニプリのサーブ。15-40のピンチですが、これを跳ね返して、Deuceに持ち込んで、少し安心したのか、悪い癖が出て、二つのPoints連続で、Unforced Errorsにコミットしてしまいます。とうとうBreakされてしまいました。
これまでのJC君のサービスの好調さを考えるとBreakは難しいと思ってしまうのですが、これがわからないのがテニスの面白さですね。次のゲーム、初めてか二度目のBreak Pointをしっかりものにして、ゲームを奪い返し、3-4とEvenにしました。
ところが、ここをまた、Careless Missで落としてしまうのが、テニプリ。3-5です。
もうダメかと思わせて、ここから挽回するのもまた、テニプリ。すかさずBreakBackして、今度は、しっかりKeepして、5-5と追いつきます。
両者譲らずで、6オール、Tie-Breakerです。
Tie-breakerは両者がまさに一歩も譲らない、2ポイント差がついたのが、2-4Behindの一回だけで、息が詰まる、すさまじい打ち合いとはこのことでしょう。一ポイント一ポイントが、本当に長く、6-5からのSet Pointもものに出来なかったテニプリは、その後6-7、7-7、7-8、8-8、8-9と粘りますが、とうとう8-10に。
最後のPointは、テニプリの放ったDown-the-LineのForehandがわずかにSidelineを割ったようでした。
第一セットをTie-Break8-10で失っても、戦意喪失どころか、ますます燃え滾るテニプリ。セカンドはやってくれるでしょう!
ガンバレ、テニプリ小僧。