2007年07月03日
ああ、もうダメだ!US National Open第3日目
National Open14歳以下、アーカンソー会場の3日目です。
今日も、朝7時の練習からスタート。
珍しくAnton君とお父さんのAndrewさんが7時ちょうどに登場して、テニプリ小僧の父は、ほとんど出番なしのWarm Upでした。Anton君は、Quick Starterで、15分もあれば、準備OKなタイプ。それに比べて、われらがテニプリ小僧は、寝ている体を起こして、べたべたに地面に張り付いている足を動かして、昨夜のBigな夕食をすべて腸にまで落ち着かせて、Ballをヒットし始め、まともに当たらない段階から、しっかりとWarm Upされた通常のテニプリ小僧のテニスまで、まるで、人類がテニスを始めてやったときからの「進化」を毎朝、再現するかのような「大」Warm Upを必要とするタイプの選手です。
通常、テニプリ父と、35-40分、そして、おもむろに7時40分ごろ登場したAnton君と15分打つと、試合開始になるか、あるいは、試合開始なので練習コートを空ける様に、USTAから派遣されたOfficialに言われるというのが通常のパターンです。
今日の練習、何か気になったのは、今日の最初の相手とAnton君は、両極端のPlayerということです。今日の相手のHsu君は、中国系で優しそうな感じのよい子なのですが、極めつけのPusherで、本当によく拾い、ボヨーんとしたタイミングを取りにくい球を打ってくるタイプです。悪い予感は
現実のものとなりました。
8時から始まったHsu君との第一セット、全くタイミングの取れない、Formがばらばらになってしまったテニプリ小僧は、ミスを連発。常に先行されて、結局、2-6で落とします。おいおいまたかと思っていたのですが、2セット目も全くしまりが無く、ずっと先行されている展開、1-2、2-3、しかしここで3-3に追いつくと逆転して、6-3でこのセットを取ります。また、10分間の休憩かつMeeting。あまりに第1セットがひどかったので、第2セットで落ち着きを取り戻したかに見えましたので、基本的事項を確認して、送り出したのですが、最初の3ゲーム、Unforced Errorsの嵐!最初の2ゲームは、8連続のUnforced Errors!新記録でしょう。彼にとっても...ギネスブックに申請したいくらいです。0-3から、反撃を開始したテニプリ小僧。辛くも6-4で勝ち、次のRoundに駒を進めました。ふーーーぅと大きくため息をついたのは言うまでもありません。
11時ちょうどに始まった、今度は、同じSection、Mid Atlantic Sectionで日ごろ対戦している、Alec君との対戦です。
10時前に第一試合を終えたあと、15-20分、ゆるい球を軸をぶらさないように、しっかりと打つ練習をして、この今日の2試合目に臨みました。
コートサイドの小さなスタンド(4段ほどしかない小さなものです)に腰をかけて、見始めたのですが、テニプリ小僧のミスの嵐!!!95%はテニプリ小僧のUnforced Errorsでポイントが決まって、相手にミスするchanceを全く与えない、まさに「そつが無い」自殺テニスを展開して、15分ほどで、1-6で落とします。
ここで、あまりの気まずさに(隣にAlecのお母さんがぴったり座っていましたので)、テニプリ父は、遠くから見ることに。あとで聞いたところ、テニプリ小僧は、テニプリ母に、「パパ、怒っていたの?」と聞いたそうです。今だから言うけど、
当たり前だろ、怒っていたよ。
第2セットは、気持ちを入れ替えたテニプリ小僧、根性のテニスを見せてくれます。(遠くから、見ていたのですが、私は...)
シーソーゲームの末、4-5で迎えた、第10ゲーム、Alecはサービスをキープすれば勝つという時に、テニプリ小僧はトイレ休憩を要求します。ルールで認められているのですが、Alecのママとしては、なんだかはぐらかされた気分になったようで、気の強いAlecママ、怒りを半分、テニプリ母にぶつけて来たそうで、テニプリ父は遠くで見ていて、よかったと思った次第です。ここから、3ゲームを連取して、テニプリ小僧が、苦労の末に、Set Allまで持ち込みます。
Split Sets(セットカウント1-1)になったので、テニプリ小僧の顔を見に行こうと、Alecママとすれ違う場面...やっぱりくるなぁーとは思っていましたが、「あそこで、トイレに行かれるとはねー」と一発かまされましたが、知らぬ顔をして、「トイレに行ってたの?」とすっとぼけて見せたテニプリ父でした。
テニプリ小僧は、「もうわかった!」みたいな顔をしているので、これ以上言うまいと、小僧に言わせていると、もう勝った気で「明日の朝の練習は、これとこれをして...」などとのたまっております。これだけ親を心配させておいて、追いついただけで勝った気でいるテニプリ小僧の能天気ぶりもたいしたものだと感心してしまいましたが、自分から、この練習をしたい!などというテニプリ小僧を前にして、明日があることを願わずには居れませんでした。
さあ、Finalセットです。
最初の2ゲームをとって、5ゲーム連取としたテニプリ小僧!「このままいくか」と思わせても、今日ぐらい調子の悪いテニプリ小僧は近年いなかったわけで、そんなにすんなりいくわけがありません。長いDeuceに末に、自分のサーブを落としてしまった、テニプリ小僧。A君にサービスキープされて、2-2と振り出しに戻ってしまいます。それぞれのサービスキープが続いて、4-4からのテニプリ小僧のサーブ、いやな予感がしたとおり(なんか自分でも怖いくらいに予感が当たってしまいます。テニプリ小僧のテニスに関してだけですけど)、小僧がサービスをダウン。4-5。また、マッチゲームを背負い込んでのリターンです。30-0とリードされて、万事休すかと思われた三本目。一昨日の5つの誓いの中にあった、「流れを手繰り寄せるために気合を入れる言葉のひとつ、三本目!」を口に出してか、心の中で叫んでか、Chance Ballを作って、Volleyで決めたテニプリ小僧!ここから、その後3本連取して。5-5のタイにします。勢いづいて、逆転しないところがまた、テニプリ小僧の得意技で、またも、サービスダウン。またまた、Match Gameを背負い込んでの、第12ゲーム目。ここは、思い切って攻めたテニプリ小僧が15でゲームを取って、6-6タイブレークとなります。
ファイナル・タイブレーク。早速のミスが重なって、1-3とリードを許すテニプリ小僧。粘りに粘って、3-3でサイドチェンジ。実は、強烈なForeをAlecのBackに繰り出したBallが実に深くて、Alecはこれを返せなかったのですが、遠くで見ていたテニプリ父は、これをOutだと思ってみておりました。したがって、私の頭の中では、3-4の1ポイントビハインド、実は、4-3でテニプリ小僧のリードだったわけです。その後のポイントを失ったテニプリ小僧、実際は4-4だったのですが、私は、3-5と思って、ハラハラどきどき、その後3ポイントを連取したテニプリ小僧、よし、Match Pointだと思ったとたん、テニプリ小僧とAlecは握手して、試合終了?!実は、7-4でタイブレークを制し、試合をものにしたのでした。
テニプリ小僧の筋肉は痙攣をし始めていましたが、父・母の疲れは、極限になりました。Alecママの隣で、苦情を聞いていた母のストレスは相当なものだったと想像できます。
今日の締めは、Doublesの準決勝です。相手は、第3シードと第5シードのペアを次々と破ってきた、カンサスから来た、Conner君、Robert君のペアです。2-1リードで迎えた4ゲーム目、にわかに雲行きは怪しくなり、土砂降りの雨に。試合は、Indoorに移されました。今日もAustralian Formationを駆使して、相手を翻弄。8-4で決勝進出を決めました。
6セット、プラス、1プロセットゲームの合計7セット以上を戦ったテニプリ小僧。明日はさらに厳しい相手との戦いになります。ゆっくり今夜は休んで明日に備えよう、テニプリ小僧!
今日も、朝7時の練習からスタート。
珍しくAnton君とお父さんのAndrewさんが7時ちょうどに登場して、テニプリ小僧の父は、ほとんど出番なしのWarm Upでした。Anton君は、Quick Starterで、15分もあれば、準備OKなタイプ。それに比べて、われらがテニプリ小僧は、寝ている体を起こして、べたべたに地面に張り付いている足を動かして、昨夜のBigな夕食をすべて腸にまで落ち着かせて、Ballをヒットし始め、まともに当たらない段階から、しっかりとWarm Upされた通常のテニプリ小僧のテニスまで、まるで、人類がテニスを始めてやったときからの「進化」を毎朝、再現するかのような「大」Warm Upを必要とするタイプの選手です。
通常、テニプリ父と、35-40分、そして、おもむろに7時40分ごろ登場したAnton君と15分打つと、試合開始になるか、あるいは、試合開始なので練習コートを空ける様に、USTAから派遣されたOfficialに言われるというのが通常のパターンです。
今日の練習、何か気になったのは、今日の最初の相手とAnton君は、両極端のPlayerということです。今日の相手のHsu君は、中国系で優しそうな感じのよい子なのですが、極めつけのPusherで、本当によく拾い、ボヨーんとしたタイミングを取りにくい球を打ってくるタイプです。悪い予感は
現実のものとなりました。
8時から始まったHsu君との第一セット、全くタイミングの取れない、Formがばらばらになってしまったテニプリ小僧は、ミスを連発。常に先行されて、結局、2-6で落とします。おいおいまたかと思っていたのですが、2セット目も全くしまりが無く、ずっと先行されている展開、1-2、2-3、しかしここで3-3に追いつくと逆転して、6-3でこのセットを取ります。また、10分間の休憩かつMeeting。あまりに第1セットがひどかったので、第2セットで落ち着きを取り戻したかに見えましたので、基本的事項を確認して、送り出したのですが、最初の3ゲーム、Unforced Errorsの嵐!最初の2ゲームは、8連続のUnforced Errors!新記録でしょう。彼にとっても...ギネスブックに申請したいくらいです。0-3から、反撃を開始したテニプリ小僧。辛くも6-4で勝ち、次のRoundに駒を進めました。ふーーーぅと大きくため息をついたのは言うまでもありません。
11時ちょうどに始まった、今度は、同じSection、Mid Atlantic Sectionで日ごろ対戦している、Alec君との対戦です。
10時前に第一試合を終えたあと、15-20分、ゆるい球を軸をぶらさないように、しっかりと打つ練習をして、この今日の2試合目に臨みました。
コートサイドの小さなスタンド(4段ほどしかない小さなものです)に腰をかけて、見始めたのですが、テニプリ小僧のミスの嵐!!!95%はテニプリ小僧のUnforced Errorsでポイントが決まって、相手にミスするchanceを全く与えない、まさに「そつが無い」自殺テニスを展開して、15分ほどで、1-6で落とします。
ここで、あまりの気まずさに(隣にAlecのお母さんがぴったり座っていましたので)、テニプリ父は、遠くから見ることに。あとで聞いたところ、テニプリ小僧は、テニプリ母に、「パパ、怒っていたの?」と聞いたそうです。今だから言うけど、
当たり前だろ、怒っていたよ。
第2セットは、気持ちを入れ替えたテニプリ小僧、根性のテニスを見せてくれます。(遠くから、見ていたのですが、私は...)
シーソーゲームの末、4-5で迎えた、第10ゲーム、Alecはサービスをキープすれば勝つという時に、テニプリ小僧はトイレ休憩を要求します。ルールで認められているのですが、Alecのママとしては、なんだかはぐらかされた気分になったようで、気の強いAlecママ、怒りを半分、テニプリ母にぶつけて来たそうで、テニプリ父は遠くで見ていて、よかったと思った次第です。ここから、3ゲームを連取して、テニプリ小僧が、苦労の末に、Set Allまで持ち込みます。
Split Sets(セットカウント1-1)になったので、テニプリ小僧の顔を見に行こうと、Alecママとすれ違う場面...やっぱりくるなぁーとは思っていましたが、「あそこで、トイレに行かれるとはねー」と一発かまされましたが、知らぬ顔をして、「トイレに行ってたの?」とすっとぼけて見せたテニプリ父でした。
テニプリ小僧は、「もうわかった!」みたいな顔をしているので、これ以上言うまいと、小僧に言わせていると、もう勝った気で「明日の朝の練習は、これとこれをして...」などとのたまっております。これだけ親を心配させておいて、追いついただけで勝った気でいるテニプリ小僧の能天気ぶりもたいしたものだと感心してしまいましたが、自分から、この練習をしたい!などというテニプリ小僧を前にして、明日があることを願わずには居れませんでした。
さあ、Finalセットです。
最初の2ゲームをとって、5ゲーム連取としたテニプリ小僧!「このままいくか」と思わせても、今日ぐらい調子の悪いテニプリ小僧は近年いなかったわけで、そんなにすんなりいくわけがありません。長いDeuceに末に、自分のサーブを落としてしまった、テニプリ小僧。A君にサービスキープされて、2-2と振り出しに戻ってしまいます。それぞれのサービスキープが続いて、4-4からのテニプリ小僧のサーブ、いやな予感がしたとおり(なんか自分でも怖いくらいに予感が当たってしまいます。テニプリ小僧のテニスに関してだけですけど)、小僧がサービスをダウン。4-5。また、マッチゲームを背負い込んでのリターンです。30-0とリードされて、万事休すかと思われた三本目。一昨日の5つの誓いの中にあった、「流れを手繰り寄せるために気合を入れる言葉のひとつ、三本目!」を口に出してか、心の中で叫んでか、Chance Ballを作って、Volleyで決めたテニプリ小僧!ここから、その後3本連取して。5-5のタイにします。勢いづいて、逆転しないところがまた、テニプリ小僧の得意技で、またも、サービスダウン。またまた、Match Gameを背負い込んでの、第12ゲーム目。ここは、思い切って攻めたテニプリ小僧が15でゲームを取って、6-6タイブレークとなります。
ファイナル・タイブレーク。早速のミスが重なって、1-3とリードを許すテニプリ小僧。粘りに粘って、3-3でサイドチェンジ。実は、強烈なForeをAlecのBackに繰り出したBallが実に深くて、Alecはこれを返せなかったのですが、遠くで見ていたテニプリ父は、これをOutだと思ってみておりました。したがって、私の頭の中では、3-4の1ポイントビハインド、実は、4-3でテニプリ小僧のリードだったわけです。その後のポイントを失ったテニプリ小僧、実際は4-4だったのですが、私は、3-5と思って、ハラハラどきどき、その後3ポイントを連取したテニプリ小僧、よし、Match Pointだと思ったとたん、テニプリ小僧とAlecは握手して、試合終了?!実は、7-4でタイブレークを制し、試合をものにしたのでした。
テニプリ小僧の筋肉は痙攣をし始めていましたが、父・母の疲れは、極限になりました。Alecママの隣で、苦情を聞いていた母のストレスは相当なものだったと想像できます。
今日の締めは、Doublesの準決勝です。相手は、第3シードと第5シードのペアを次々と破ってきた、カンサスから来た、Conner君、Robert君のペアです。2-1リードで迎えた4ゲーム目、にわかに雲行きは怪しくなり、土砂降りの雨に。試合は、Indoorに移されました。今日もAustralian Formationを駆使して、相手を翻弄。8-4で決勝進出を決めました。
6セット、プラス、1プロセットゲームの合計7セット以上を戦ったテニプリ小僧。明日はさらに厳しい相手との戦いになります。ゆっくり今夜は休んで明日に備えよう、テニプリ小僧!