2009年04月30日
Doubles Championship その4 決勝戦
決勝戦の相手は、第1シードペアを破って波に乗るインド・メキシコ系のノーシードのペアか、黒人でばねの塊のようなJustin君と白人で根性の塊のようなTop Spinner、Michael君のペアのどちらかが上がってきます。
第一コートで先ほど準決勝を戦ったテニプリ・V君組みですが、その隣の第2コートでは、別の準決勝が続いて居りました。接戦の末、9-7と競り勝ったばねと根性のペアが上がってきました。
3時からの決勝戦となります。不敗神話を作れるか、ISUSHIのピンクシャツ!
決勝戦がいよいよコールされます。
全身ばねのJ君のサーブで始まったこの試合、最初の3本のファーストを入れてきたJ君、まだ、ほかのPlayerに比べると小さいですが、ばねに加えて筋力もアップしてきました。ラケットをぶんぶんと振ってくるサーブに勢いが増しています。テニプリんい続いてV君もリターンをミスします。3ポイント目、チップアンドダッシュを見せてネットに詰めるテニプリですが、J君のすさまじいForehandにテニプリ、ラケットにボールを当てるのが精一杯。40-LoveとJ君のゲームポイントです。セカンドで珍しくネットに出たJ君、V君のリターンしたボールをBackhandでボレー、これが二人の間をすり抜けて、Game!JとM君にとってはGood Startとなりました。
次のテニプリチームのサーブは、いつものようにV君から。ファーストをきちんと全部入れてくれるV君。ほとんど相手にバック狙いですが、Outwideにも正確なSlice Serveを持っていることをみんな知っていますので、むやみに回り込めません。このゲーム、前で動いているテニプリが、ボレーを珍しく2本ミスして足を引っ張りますが、40-30からのDrop-Angleボレーを見事に決めて、V君サービスキープ。1-1です。
次のM君のサーブは、Deuce三回を繰り返す長いゲームになりました。全て、テニプリがAdvantage Pointを作り出し、V君のサイドでUnforced Errorを犯してしまういやなパターンでしたが、3回目のAdvantage、4本目のGame Pointで思いっきりチップアンドダッシュして、怒涛のようにネットに詰めたV君。これをものにして、M君のサーブをBreak成功です。2-1。
次のテニプリサーブをしっかりKeepして、3-1。流れを作ったかに見えましたが、J君に再びLoveでサーブをキープされて、いやな雰囲気に。再び回ってきたV君のサーブでV君のボレーにミスが3連発して、このサーブを簡単に落とします。3-3と試合は振り出しに戻ります。
追いついて調子に乗るべきJ君とM君ですが、M君のサーブが不調です。明らかにTossが悪く、頭の後ろで打っている感じで、セカンドがクリーンにヒットすればオーバーし、へな猪口スピンが掛かれば入りますが、テニプリとV君のリターンの餌食になるという悪いパターンにはまって、このゲームを落とします。4-3。
次のテニプリサーブをしっかりキープして、5-3。さあ、まだ一ポイントも取れていないJ君のサーブです。
サービス・リターンでのミスをなくし、リターンに集中し、そして、M君に触らせる、難しいBallをM君に配給することに神経を集中したというテニプリとJ君。後で反省会で、このことを話していたのですが、テニプリ父としては、「そんな事はじめから判っていただろ!何年あいつらとテニスしているんだ!」と、思わず言ってしまった分析でした。途中で気がつくほうが気がつかないより良いに決まっていますが。。。。
これを見事にBreakして6-3と試合の流れを決定付けます。。。。た、はずだったのですが。。。。今日のV君、全般的にちょっと元気がありません。後で、歯に衣着せぬ物言いで、愛されも憎まれもしているJason君のお母さんに、「今日はテニプリが一人で頑張っていたわね!Vは元気がないじゃない!」と言われて、むっとしていたV君。Jママには、いつもはらはらさせられますが、次のV君のサービスゲームは、その典型的なゲームでした。3度目のDeuceから痛恨のDF!次のサーブの1stボレーも覇気がなく、Netして、このゲームを失います。6-4。
とたんに元気を取り戻したM君にサーブをキープされ、次のテニプリのサーブは、本当に重要です。ところが、最初のポイントは素晴らしいPassingでMクンのラケットを弾き飛ばしたテニプリですが、そこからの4ポイントを連続して落として、このサービスゲームを落とします。ついに6オール。試合はどん詰まりで再び振り出しに。そして、相手のサーブは、最初の10ポイントを連取されたJ君です。いやな雰囲気が漂います。
しかし、ここでも、先ほどのJ君のサービスゲームで見せた落ち着きをテニプリとV君は保っていました。手元のスコアシートには、「by M」の文字が、先ほどのJ君のサービスゲームから、急に増えます。最初と2ゲーム目のJ君のサービスゲーム、これらは、いずれもLoveでキープされてしまったのですが、ここにはMの文字は出てきません。全て、テニプリかV君かのミス、あるいは、サーバーであるJ君が点に絡んでいます。M君が登場してから。M君の登場は7回。この間合計12ポイントしかPlayしていませんので、作戦の変更は明白です。M君から2本Winnerも取られていますが、5本のミスを引き出したテニプリたちの作戦は見事でした。前に居るMがTargetになっているとわかったJとMは、サービス権を持ちながら、二人が下がるという消極策を最後には繰り出しますが、これはNet Playに長けたテニプリとV君には効きませんでした。J君のサービスゲームをBreakしたテニプリとV君。7-6と3たびリードし、Match Gameを迎えます。V君のサーブです。
Tossが低くなっているV君に、大きな声で「Toss!」と叫びたい気分です。
その気持ちがテレパシーで伝わったのか?テニプリがコートチェンジの際に耳打ちしたのかは定かではありませんが、このゲームのV君のサービスはぐっと良くなっていました。ネットでのテニプリは、生き生きと飛び回って、最初の素晴らしいPorch!3本目のSmash Winner!そして、Match Pointは、J君にミスをさせた素晴らしいボレー。。。。そうです。このゲームをLove Gameで制したテニプリとVan君の二人が、このChampionshipを制しました!
Doublesは共同作業ですから、二人とも絶好調で二人とも何でもできる必要はありません。今日の試合を見ていると、しっかりと分業が出来ている、良いダブルスに仕上がってきたなという印象を持ちました。昨年暮の16歳のDoubles Championship優勝から1月の18歳のChampoinship優勝、そして、今回の16歳以下のChampionshipと、前回の16才以下での苦杯(コンソレは優勝)をはさんで、3つのDoubles Championshipを優勝したことは二人にとって大きな自信になるでしょう。昨年の暮に再結成したテニプリ小僧とVan君のペアは、Juniorの大会に関しては、これで16戦15勝です。
頑張れテニプリ小僧とV君!
第一コートで先ほど準決勝を戦ったテニプリ・V君組みですが、その隣の第2コートでは、別の準決勝が続いて居りました。接戦の末、9-7と競り勝ったばねと根性のペアが上がってきました。
3時からの決勝戦となります。不敗神話を作れるか、ISUSHIのピンクシャツ!
決勝戦がいよいよコールされます。
全身ばねのJ君のサーブで始まったこの試合、最初の3本のファーストを入れてきたJ君、まだ、ほかのPlayerに比べると小さいですが、ばねに加えて筋力もアップしてきました。ラケットをぶんぶんと振ってくるサーブに勢いが増しています。テニプリんい続いてV君もリターンをミスします。3ポイント目、チップアンドダッシュを見せてネットに詰めるテニプリですが、J君のすさまじいForehandにテニプリ、ラケットにボールを当てるのが精一杯。40-LoveとJ君のゲームポイントです。セカンドで珍しくネットに出たJ君、V君のリターンしたボールをBackhandでボレー、これが二人の間をすり抜けて、Game!JとM君にとってはGood Startとなりました。
次のテニプリチームのサーブは、いつものようにV君から。ファーストをきちんと全部入れてくれるV君。ほとんど相手にバック狙いですが、Outwideにも正確なSlice Serveを持っていることをみんな知っていますので、むやみに回り込めません。このゲーム、前で動いているテニプリが、ボレーを珍しく2本ミスして足を引っ張りますが、40-30からのDrop-Angleボレーを見事に決めて、V君サービスキープ。1-1です。
次のM君のサーブは、Deuce三回を繰り返す長いゲームになりました。全て、テニプリがAdvantage Pointを作り出し、V君のサイドでUnforced Errorを犯してしまういやなパターンでしたが、3回目のAdvantage、4本目のGame Pointで思いっきりチップアンドダッシュして、怒涛のようにネットに詰めたV君。これをものにして、M君のサーブをBreak成功です。2-1。
次のテニプリサーブをしっかりKeepして、3-1。流れを作ったかに見えましたが、J君に再びLoveでサーブをキープされて、いやな雰囲気に。再び回ってきたV君のサーブでV君のボレーにミスが3連発して、このサーブを簡単に落とします。3-3と試合は振り出しに戻ります。
追いついて調子に乗るべきJ君とM君ですが、M君のサーブが不調です。明らかにTossが悪く、頭の後ろで打っている感じで、セカンドがクリーンにヒットすればオーバーし、へな猪口スピンが掛かれば入りますが、テニプリとV君のリターンの餌食になるという悪いパターンにはまって、このゲームを落とします。4-3。
次のテニプリサーブをしっかりキープして、5-3。さあ、まだ一ポイントも取れていないJ君のサーブです。
サービス・リターンでのミスをなくし、リターンに集中し、そして、M君に触らせる、難しいBallをM君に配給することに神経を集中したというテニプリとJ君。後で反省会で、このことを話していたのですが、テニプリ父としては、「そんな事はじめから判っていただろ!何年あいつらとテニスしているんだ!」と、思わず言ってしまった分析でした。途中で気がつくほうが気がつかないより良いに決まっていますが。。。。
これを見事にBreakして6-3と試合の流れを決定付けます。。。。た、はずだったのですが。。。。今日のV君、全般的にちょっと元気がありません。後で、歯に衣着せぬ物言いで、愛されも憎まれもしているJason君のお母さんに、「今日はテニプリが一人で頑張っていたわね!Vは元気がないじゃない!」と言われて、むっとしていたV君。Jママには、いつもはらはらさせられますが、次のV君のサービスゲームは、その典型的なゲームでした。3度目のDeuceから痛恨のDF!次のサーブの1stボレーも覇気がなく、Netして、このゲームを失います。6-4。
とたんに元気を取り戻したM君にサーブをキープされ、次のテニプリのサーブは、本当に重要です。ところが、最初のポイントは素晴らしいPassingでMクンのラケットを弾き飛ばしたテニプリですが、そこからの4ポイントを連続して落として、このサービスゲームを落とします。ついに6オール。試合はどん詰まりで再び振り出しに。そして、相手のサーブは、最初の10ポイントを連取されたJ君です。いやな雰囲気が漂います。
しかし、ここでも、先ほどのJ君のサービスゲームで見せた落ち着きをテニプリとV君は保っていました。手元のスコアシートには、「by M」の文字が、先ほどのJ君のサービスゲームから、急に増えます。最初と2ゲーム目のJ君のサービスゲーム、これらは、いずれもLoveでキープされてしまったのですが、ここにはMの文字は出てきません。全て、テニプリかV君かのミス、あるいは、サーバーであるJ君が点に絡んでいます。M君が登場してから。M君の登場は7回。この間合計12ポイントしかPlayしていませんので、作戦の変更は明白です。M君から2本Winnerも取られていますが、5本のミスを引き出したテニプリたちの作戦は見事でした。前に居るMがTargetになっているとわかったJとMは、サービス権を持ちながら、二人が下がるという消極策を最後には繰り出しますが、これはNet Playに長けたテニプリとV君には効きませんでした。J君のサービスゲームをBreakしたテニプリとV君。7-6と3たびリードし、Match Gameを迎えます。V君のサーブです。
Tossが低くなっているV君に、大きな声で「Toss!」と叫びたい気分です。
その気持ちがテレパシーで伝わったのか?テニプリがコートチェンジの際に耳打ちしたのかは定かではありませんが、このゲームのV君のサービスはぐっと良くなっていました。ネットでのテニプリは、生き生きと飛び回って、最初の素晴らしいPorch!3本目のSmash Winner!そして、Match Pointは、J君にミスをさせた素晴らしいボレー。。。。そうです。このゲームをLove Gameで制したテニプリとVan君の二人が、このChampionshipを制しました!
Doublesは共同作業ですから、二人とも絶好調で二人とも何でもできる必要はありません。今日の試合を見ていると、しっかりと分業が出来ている、良いダブルスに仕上がってきたなという印象を持ちました。昨年暮の16歳のDoubles Championship優勝から1月の18歳のChampoinship優勝、そして、今回の16歳以下のChampionshipと、前回の16才以下での苦杯(コンソレは優勝)をはさんで、3つのDoubles Championshipを優勝したことは二人にとって大きな自信になるでしょう。昨年の暮に再結成したテニプリ小僧とVan君のペアは、Juniorの大会に関しては、これで16戦15勝です。
頑張れテニプリ小僧とV君!
コメント
この記事へのコメントはありません。