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テニプリ小僧のアメリカテニス修行記 日本生まれ、アメリカ育ち、11歳でトーナメントテニスの世界にどっぷりはまり込み、12歳でSection No.1 Playerになり、14歳で全米30位代に上がってきたテニプリ大好き、Flashyな、ド派手なテニスを愛する15歳のテニス少年の「両親」のブログ。

kaido-no1fan
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なぜアメリカ勢は全仏で勝てないのか。その3

今大会、私の注目は、レイトン・ヒューイットです。26歳になって、円熟味を増してきた感じがあります。2001年全米を制し、世界ランク1位で越年した2002年にWimbledonを制しました。あの頃は勢いがありました。現在世界ランク16位。次のNadalに勝てる要素は何もないように思いますが、ガウディオ戦のStatsはこちら(2回戦)は、ヒューイットの興味深い一面を見せてくれました。今は頭脳があるように思います。

この試合23個あったWinnersのうちの、実に20個がサービスエースだったのです。ガウディオは現在のランキングは70位台と沈んでいますが、2004年にこの全仏を制するなどクレーコートが大好き、アルゼンチンの赤土クレーで育ってきた典型的なPlayerです。ある意味、このガウディオをFull Setで破ってきた自信、何よりも1st Serveを徹底的にRiskを取って、狙いに行って、20個のエースをもぎ取ったのは、ヒューイットの作戦がちでしょう。

この全仏、Federerはこれまでの4試合、平均4.5個のサービスエース、Nadalは、2.7個しかサービスエースを取っていません。3回戦でも11個のエースを取ったヒューイットは、実はクレーでもエースを取れるし、取ることが重要な戦略であることを教えてくれています。First ServeのPercentageを上げることではなく、First Serveを思い切ってRiskをとることで、Firstが入ったときのポイント獲得率を高めていることが分かります。Firstからのポイント獲得率はガウディオ戦では70%でしたが、3回戦のNieminen(Finland)戦では、実に86%にまでなっています。一方、一回戦で負けたRoddickは、サービスエースは5本、First Serveからのポイント獲得率は61%と、ぱっとしません。相手のAndreevに8本のエースを奪われて、サービス王のお株を完全に奪われてしまいました。

この視点で、アメリカ勢のStatsを見てみます。
Federerに負けたRussellは、サービスエースが1本、Firstからのポイント率は63%。平凡です。Delicは、10個のエースを取って、積極的にサービスからの攻撃を仕掛けた感じが出てますし、First Serveからのポイント獲得率は、72%と高めです。しかしながら、Unforced Errorsが81個はいただけません。Gimelstobはエース4個、60%と平凡。Kendickはエース7個と頑張りましたが、First Serveからのポイント率は47%と最悪、Unforced Errorsも77個を数えました。James Blakeは、エースが1個、Firstからのポイントの獲得率は71%とまずまずですが、相手のIvo Karlovicに22本のエースをとられては、万事休すでしょう。あのBig ServerのKarlovicとヒューイットが、同じようなエースの数だったことは注目すべきでしょう。ヒューイットが如何にサービスを重視しているかの表れです。続けて、Querreyは13個のエースと気を吐きますが、同時にDouble Faultsも8個、しかし、ポイント率は79%と高率です。Full Setを戦う善戦をしました。Ginepriは、エース6個、62%のポイント率。Spadeaは3個と60%とこれも極めて平凡です。

では、この試合、ヒューイットはどこ打ってエースを取ったか?20本中17本がセンター狙いだったことがServe Statsから分かります。サービス分析はこちら

紙一重のギリギリ、テープ狙いが、200キロもない、平均180-90キロのサーブでも、20本のエースをもぎ取ったわけです。見せ球のOutwideへのスライスを有効に使ったことは想像するに難くありません。Nadal-Hewitt戦注目です。
日記 | 投稿者 kaido-no1fan 14:49 | コメント(0) | トラックバック(0)

早退しなくちゃです。

 金曜日から始まったOpen Touranamentは 雨天雨のため 今日の試合が全て 明日からの月曜に仕切りなおし となりました。

 先ほど 変更したdrawが発表され テニプリ小僧のラウンド16
時間時計は 明日の2:45となっており あちゃ~どーしよー 学校を早退しなければ...冷や汗になってしまいました。

 今 慌てて 早退届け を用意したところですが この前もお話ししましたとおり いよいよ学年末試験日記で とっても大切な週です。 明日は それでもまあなんとかOKですが 火曜日には2試合...QFSFが組まれており 開始時間がもっと早くから組まれています。 どうなるかなぁ~どーしよーと 心配でもありますが そこまでいけるかもわかりませんし まずは 明日の1戦のことだけを考え がんばるのみパンチですね。

 明日は いよいよシード選手筋肉にあたります。 早退して 学校からそのまま試合会場車急げへ行きます。 どうか もう 雨雨が降りませんように...。

  明日はバタバタ行って そのまま試合フォアハンドb...になるけれど
 メガホンしっかりやろうよ、テニプリ小僧くん!
トーナメント | 投稿者 kaido-no1fan 13:28 | コメント(0) | トラックバック(0)

なぜアメリカ勢は全仏で勝てないのか?その2

Kanさんにコメントを頂きました。実はすごっく長いコメントをBackしようとしたら、長すぎるとはじかれました。前にもこんなことがありました。学習能力ゼロを露呈してしまいました。

なぜアメリカ勢は全仏で勝てないのか?その1

Kanさんのコメントは、コート事情のせいであろう、テンポの修正は難しい、クレー育ちの選手は耐久力が付いているという諸点が要旨と思います。

これに関して、私もコート事情はあると思うのですが、アメリカのコート事情は私が知っている限り、70年代最後のアメリカから、現在まで、ほとんど代わりが無いのに、「(Kanさんの)ご指摘のアガシは、全仏で、99年に優勝し、Career Grand Slamを達成する前にも90年、91年に、決勝に進出しています。決して、世界のTop3に居ながら、1回戦落ちとか、3回戦までしか進めないというていたらくではなかったのです。他のアメリカ人も、マイケル・チャンが89年優勝、91年、92年は、ジム・クーリエが2連勝。ジムは、93年にも決勝に進み、95年にはマイケル・チャンが決勝に戻ってきています。」と申し上げました。

調べて見ると、Professional PlayersがPlayできるようになったOpen時代に入った68年以降、マイケル・チャンの全仏制覇は、アメリカ人としてはじめてだったわけですね。1950年以来、39年ぶりのアメリカ人優勝を最年少優勝で花を添えたのわけですね。なかなか、アメリカ人が勝てない、ジミーコナーズも最後まで勝てなかった、マッケンローも同様に勝てなかった、そしてサンプラスも結局勝てなかった、彼の場合全仏ですが、ベスト8以上が4回、ベスト4に入ったこともあるわけです。それにひきかえRoddickは、通算の戦績が、この7年間の通算で4勝7敗と大きく負け越しです。James Blakeも昨年の3回戦が最高。去年、3回戦まで残れたアメリカ人はやはりBlake一人だけでした。

私のポイントは、コート環境だけではない何かがあるのではと思うのです。戦い方を間違えているのではないか?研究が足りないのではないか?違うテニスをする必要があるなら、すべきだ!というのが私のポイントなのですが、長文が消えてなくなったショックで、分析はこの次にします。
日記 | 投稿者 kaido-no1fan 11:18 | コメント(0) | トラックバック(0)

なぜアメリカ勢は全仏で勝てないのか?その1

今年の全仏は、アメリカ勢にとって忘れられない、屈辱的な年になりました。参加9選手全員が一回戦負けは、新記録で、今後破り得ない最低記録でしょう。

Vincent Spadea現在66位、Robert Kendick86位、James Blake8位、Sam Querrey67位、Robby Ginepri48位、Justin Gimelstob150位、Amer Delic69位、Michael Russell68位、そして、アメリカのエース、Andy Roddick、今大会第3シード、現在世界3位が、ロシアのIgor Andreev125位に敗れたわけです。

RoddickのGrand Slamでの戦いぶりを見ると明らかにFrenchでの不振が見て取れます。

Year 全豪 全仏 全英 全米
2000 不参加 不参加 不参加 1回戦敗
2001 不参加 3回戦敗 3回戦敗 ベスト8
2002 2回戦敗 1回戦敗 3回戦敗 ベスト8
2003 ベスト4 1回戦敗 ベスト4 祝優勝
2004 ベスト8 2回戦敗 準優勝 ベスト8
2005 ベスト4 2回戦敗 準優勝 1回戦敗
2006 4回戦敗 1回戦敗 3回戦敗 準優勝
2007 ベスト4 1回戦敗 ? ?

昨年のSuper national clay courtでのこと、全米のTop Junior200数十名の前に講演に立った有名なテニスコーチが、「普段の練習をクレーコートでしている人、少なくとも練習の3分の1はクレーコートでしている人はどのくらいいるか?」と問いかけた際に、上がった手は、20-30しかなかったことを思い出しました。

周りを見渡しても、手数が掛かるクレーコートは敬遠され気味で、クラブがAll Hard Courtのところが如何に多いか。我が家が入っているClubが12面全てクレーというのは如何に例外的かが分かります。

しかし、それだけではないように思うのです。全仏期間中、試合を見ながら、考えて行きたいと思います。皆様のご意見をお聞かせください。
日記 | 投稿者 kaido-no1fan 01:05 | コメント(2) | トラックバック(0)