2007年03月28日
Nick Bollettieri Tennis Academyにやってきた!
昨日フロリダのTampaから1時間ほど南にある、Bradentonという町に位置するIMG Academiesに到着。このIMG Academiesこそ、TennisのTraining Academiesとしては草分けのNick Bollettieri Tennis AcademyとGolfのProfessional PlayerのCoachとして有名なDavid LeadbetterのGold Academyを核として、Multi-sportsに拡大した一大スポーツ学校なのです。
3月というのに最高気温が華氏で80度半ば、摂氏で30度近くまである温暖なこのフロリダで、一日、3時間から6時間のテニスを毎日できるのは練習環境としては最高の部類に入るでしょう。夏場はあまりにも暑いし、各地で試合が多くありますから、多分フロリダには居ないのでしょうが、抜群の練習環境の中で240-50名のFull-TimeのJuniorの中から将来のStar選手候補が登場するのも理解できます。
残念なのは今週が現地の学校が春休みということで、Full-Timeで全寮制の生徒はほとんど地元に里帰りをしているとのこと。Full-TimeのTop Playerをそうたくさん見ることが出来なかったのは残念。コートは、ハードコートがStadium Courtまで入れて35面。Green SandのCourtが16面、アンツーカーのフレンチオープンタイプのコートが、なぜか1面だけあります。このほか、indoorのHardが4面。
このほか、GolfのRange、Short GameをPracticeするSpace、野球場2面、サッカーフィールド4面、Basket Ball Courtsが2面(Indoor)、Privateの学校まで併設し、Juniorを育成する完璧な環境を整えています。
日本人は、Morita FundからFundingを受けている(いた)、錦織くん、内山くん、牟田口さんの3人が今Full Timeとして頑張っている中に、4人目のFull Time生として、Yukiくんが今年の秋から来るかどうかが、今回のテストにかかっているわけです。
Full-Timeがそんなに居ないこともあり、本日8時からスタートした練習では、Yukiくんは、とりあえずのGroup分けで入れられた5人に入れられ、5人の中でも一番の大柄選手という有様で、「これでは打ち合いがつまらないだろう」と案じていたところが、結局3時間の練習は、すべて球出し。それも、打った球を拾いに行かされるので、Strokeの練習しているのか、球拾いの練習しているのか、よくわからない感じであった。
最初は、Fore-Backに4球球出し、しっかりとスピンをかけ、相手コートのサービスライン上に置かれたTargetをCrossで打つ練習。同じ球数で、Down-the-lineに今度は、深く打つ練習。途中抜けたので、2時間弱、何をしていたのかわからないものの、後で聞いてみると、すべて球出し、球拾いで、Rallyは一切なしということであった。死んだボールをしっかり動いていって打つ練習なのだろうが、その後のサーブの練習も工夫がないし、最後の短いBallをPut Awayする練習も、工夫がある練習とは言えなかった。
Morita Fundから派遣されてこちらで、錦織くん、内山くん、牟田口さんの面倒を見てくださっている山中コーチに思わず、Yukiくんをもう少しマトモナGroupに入れてくれませんかと、頼んでしまいました。最初の週は仕様がないとおっしゃっていた山中コーチも、意を汲んで、早速働きかけをしていただきましたところ、CoachもYukiくんの抜群のList Workを見ていたようで、午後から、別のGroupに上げてくれることになりました。別のGroupは、午後1時半ではなくて、3時半からの練習開始ということで、用事があるので、残念ながら練習試合をみることは出来なくなりました。誰とやれるか、ともかく結果が楽しみです。
山中コーチは、引退して結婚した浅越しのぶ選手を育てたコーチで、彼女が世界50位くらいに上がるまで、すっと面倒を見ていたそうで、彼女を世界に押し上げたのは山中コーチの功績です。
心配していた食事もYukiくんはまずまず食べていますし、牛乳もぐいぐい飲んでいます。3年前に我が家に来た時は、やっとハンバーガーが食べれたところで、ご飯が大好き、和食が元気の源だったのに比べて、もう食事の心配はないでしょう。
IMG Academiesには、もう一人日本人のコーチがいらっしゃいます。TennisのPhysical Trainingを担当している中村コーチです。中村コーチは、高校卒業後18歳で渡米し、大学で運動生理学を勉強され、テニスに特化してSaddlebrooksのTennis Academiesでジェニファー・カプリアティのコーチをされて有名になり、IMGではシャラポアも含めて、IMGがManageしている15テニス選手全員のPhysical Trainingを担当しているとのことです。今日、Training Roomにお邪魔したときは、先週捻挫をしてしまって、今週リハビリをしている内山くんを入念にTrainingしているところでした。
11時からは、内山くんは、山中コーチを相手に軽くコートで練習するということなので、私も見せていただきました。内山くんは、上背も182センチと14歳としては立派な体格で、しっかりとBallをHitできる選手です。軽く流している練習にも関わらず、Foreは破壊力があるなぁという印象が残りました。Backは、基本的には両手、Sliceを打つときは片手になります。Volleyも、打点がしっかりと前で、Ballをしっかりと捕らえたいいBallを繰り出しています。器用さはあまりないのですが、堅実なPlayをします。背がありますから、Overheadも威力十分。もちろん、リハビリ途中ですから、今日のSmashはほとんど力が入ってませんし、山中コーチも難しい球は一切出しません。Serveの練習になりましたので、私小僧の父も、立ってるだけですが受けさせていただきました。Deuce SideのCenterへのSpinサーブ、Ad-SideのCornerへのFlatは威力十分でした。重い!サーブです。最後にご愛嬌で、真剣勝負!をさせて頂き、Ad-sideのCenterに放たれたSlice ServeをNice Returnして、3人から(両コーチと内山くん)から、「Nice Return!」の一声を頂きました。内山くんが有名になったら、これで、「若いときに稽古をつけてやったことがある」と自慢が出来ます。内山くん、頑張って!
しっかりしていると感心したのは、練習が終わって、内山くんが私に向かって「ありがとうございました」ときちんと挨拶してくれたことです。きちんとした「日本人」として育っているなぁ~とうれしくなりました。
山中コーチ、中村コーチとお昼をご一緒させていただき、いろいろなお話が聞けました。世界に通用する「日本人」選手が、IMGから生まれる日はもう近いと確信しました。IMGのコーチの質の高いのでしょうが、お二人のような日本人で、かつ日本人として立派な方のサポートが、世界に誇れる「日本人」選手を生み出す鍵ではないでしょうか。
3月というのに最高気温が華氏で80度半ば、摂氏で30度近くまである温暖なこのフロリダで、一日、3時間から6時間のテニスを毎日できるのは練習環境としては最高の部類に入るでしょう。夏場はあまりにも暑いし、各地で試合が多くありますから、多分フロリダには居ないのでしょうが、抜群の練習環境の中で240-50名のFull-TimeのJuniorの中から将来のStar選手候補が登場するのも理解できます。
残念なのは今週が現地の学校が春休みということで、Full-Timeで全寮制の生徒はほとんど地元に里帰りをしているとのこと。Full-TimeのTop Playerをそうたくさん見ることが出来なかったのは残念。コートは、ハードコートがStadium Courtまで入れて35面。Green SandのCourtが16面、アンツーカーのフレンチオープンタイプのコートが、なぜか1面だけあります。このほか、indoorのHardが4面。
このほか、GolfのRange、Short GameをPracticeするSpace、野球場2面、サッカーフィールド4面、Basket Ball Courtsが2面(Indoor)、Privateの学校まで併設し、Juniorを育成する完璧な環境を整えています。
日本人は、Morita FundからFundingを受けている(いた)、錦織くん、内山くん、牟田口さんの3人が今Full Timeとして頑張っている中に、4人目のFull Time生として、Yukiくんが今年の秋から来るかどうかが、今回のテストにかかっているわけです。
Full-Timeがそんなに居ないこともあり、本日8時からスタートした練習では、Yukiくんは、とりあえずのGroup分けで入れられた5人に入れられ、5人の中でも一番の大柄選手という有様で、「これでは打ち合いがつまらないだろう」と案じていたところが、結局3時間の練習は、すべて球出し。それも、打った球を拾いに行かされるので、Strokeの練習しているのか、球拾いの練習しているのか、よくわからない感じであった。
最初は、Fore-Backに4球球出し、しっかりとスピンをかけ、相手コートのサービスライン上に置かれたTargetをCrossで打つ練習。同じ球数で、Down-the-lineに今度は、深く打つ練習。途中抜けたので、2時間弱、何をしていたのかわからないものの、後で聞いてみると、すべて球出し、球拾いで、Rallyは一切なしということであった。死んだボールをしっかり動いていって打つ練習なのだろうが、その後のサーブの練習も工夫がないし、最後の短いBallをPut Awayする練習も、工夫がある練習とは言えなかった。
Morita Fundから派遣されてこちらで、錦織くん、内山くん、牟田口さんの面倒を見てくださっている山中コーチに思わず、Yukiくんをもう少しマトモナGroupに入れてくれませんかと、頼んでしまいました。最初の週は仕様がないとおっしゃっていた山中コーチも、意を汲んで、早速働きかけをしていただきましたところ、CoachもYukiくんの抜群のList Workを見ていたようで、午後から、別のGroupに上げてくれることになりました。別のGroupは、午後1時半ではなくて、3時半からの練習開始ということで、用事があるので、残念ながら練習試合をみることは出来なくなりました。誰とやれるか、ともかく結果が楽しみです。
山中コーチは、引退して結婚した浅越しのぶ選手を育てたコーチで、彼女が世界50位くらいに上がるまで、すっと面倒を見ていたそうで、彼女を世界に押し上げたのは山中コーチの功績です。
心配していた食事もYukiくんはまずまず食べていますし、牛乳もぐいぐい飲んでいます。3年前に我が家に来た時は、やっとハンバーガーが食べれたところで、ご飯が大好き、和食が元気の源だったのに比べて、もう食事の心配はないでしょう。
IMG Academiesには、もう一人日本人のコーチがいらっしゃいます。TennisのPhysical Trainingを担当している中村コーチです。中村コーチは、高校卒業後18歳で渡米し、大学で運動生理学を勉強され、テニスに特化してSaddlebrooksのTennis Academiesでジェニファー・カプリアティのコーチをされて有名になり、IMGではシャラポアも含めて、IMGがManageしている15テニス選手全員のPhysical Trainingを担当しているとのことです。今日、Training Roomにお邪魔したときは、先週捻挫をしてしまって、今週リハビリをしている内山くんを入念にTrainingしているところでした。
11時からは、内山くんは、山中コーチを相手に軽くコートで練習するということなので、私も見せていただきました。内山くんは、上背も182センチと14歳としては立派な体格で、しっかりとBallをHitできる選手です。軽く流している練習にも関わらず、Foreは破壊力があるなぁという印象が残りました。Backは、基本的には両手、Sliceを打つときは片手になります。Volleyも、打点がしっかりと前で、Ballをしっかりと捕らえたいいBallを繰り出しています。器用さはあまりないのですが、堅実なPlayをします。背がありますから、Overheadも威力十分。もちろん、リハビリ途中ですから、今日のSmashはほとんど力が入ってませんし、山中コーチも難しい球は一切出しません。Serveの練習になりましたので、私小僧の父も、立ってるだけですが受けさせていただきました。Deuce SideのCenterへのSpinサーブ、Ad-SideのCornerへのFlatは威力十分でした。重い!サーブです。最後にご愛嬌で、真剣勝負!をさせて頂き、Ad-sideのCenterに放たれたSlice ServeをNice Returnして、3人から(両コーチと内山くん)から、「Nice Return!」の一声を頂きました。内山くんが有名になったら、これで、「若いときに稽古をつけてやったことがある」と自慢が出来ます。内山くん、頑張って!
しっかりしていると感心したのは、練習が終わって、内山くんが私に向かって「ありがとうございました」ときちんと挨拶してくれたことです。きちんとした「日本人」として育っているなぁ~とうれしくなりました。
山中コーチ、中村コーチとお昼をご一緒させていただき、いろいろなお話が聞けました。世界に通用する「日本人」選手が、IMGから生まれる日はもう近いと確信しました。IMGのコーチの質の高いのでしょうが、お二人のような日本人で、かつ日本人として立派な方のサポートが、世界に誇れる「日本人」選手を生み出す鍵ではないでしょうか。
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