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テニプリ小僧のアメリカテニス修行記 日本生まれ、アメリカ育ち、11歳でトーナメントテニスの世界にどっぷりはまり込み、12歳でSection No.1 Playerになり、14歳で全米30位代に上がってきたテニプリ大好き、Flashyな、ド派手なテニスを愛する15歳のテニス少年の「両親」のブログ。

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周辺コート事情・テニスクラブライフ

今日はテニスコート事情・クラブライフについてお話します。

私の友人が二人でアメリカ中をDriveしたときに「何が良かったって、そこら中にテニスコートがあって、全て無料で使えることだよ」と言っていたのをアメリカに来る前に聞かされ、何度かアメリカに行ったことがあった私は、確かにその通りだが、「この二人はアメリカに何しに行ってきたのかな?旅行してても、結局テニスばかりしているな!?」と苦笑したことを思い出しました。

私の友人の言うように、アメリカ生活が始まって、テニス仲間が出来ても、テニスコートに困るということはほとんどありませんでした。ですから、先日もお話した、公営のコート(公園とか、学校とかにあるコート)でテニスのコーチをして生計を立てる人が出てくるわけです。

例えば、テニプリ小僧の一家が住んでおりますDCの郊外、周りをぐるっと見回すと、車で15分以内で行けるテニスコートが、10箇所以上あります。公園で言うと歩いていける公園のコートが2面に、Morris Park(3面ナイター設備あり)を始めとして、5-6箇所、学校でいうとテニプリ小僧の通っている中学校にコートが8面、隣のこの秋から通う高校には4面、自宅があるCommunityに2面、そのほかの高校、Quince orchard高校に12面、Gaithersburg高校に4面と本当にコートに困ったことはありませんでした。

ところが、冬だからぼちぼち怪我しないようにやっておこう、という感じで、この時期は走り回るサッカーとかをやらせておけば良いと思っていた時期が過ぎて、冬場のTrainingが春から夏、秋のSeason中の成績に大きく影響すると思い始めた2年位前から、雪が降って、そうしたOutdoorのコートが使えなくなることが多くなると、いよいよIndoor Courtの必要性が増してきます。また、こうした公営のコートは例外なくHard Courtで、その質もRe-surfaceしたばかりから、亀裂があちこちにあったりとまちまちで、さらにCenter Beltがあったり、無かったりと、コートの質の点で問題が多くなってきました。ということで、Clay Courtが、冬場でも7面(Indoor)、夏場は12面ある現在のClubに入ったわけです。

「練習の3割はClay Courtでしなさい」と、昨年のSuper national(会場がChris Evertのお父さんJimmy Evertの名前を戴いた[ちなみに、Jimmyさんは立派にご健在です]Tennis Centerだけあって、Green Sandの素晴らしいClayがものすごい数ありました)で、言われましたが、現実問題、Floridaなどの一部の地域を除いて、Clay Courtをきちんと整備して提供しているクラブは少ないので、なかなか、Clayで練習する機会は多くなりません。テニプリ小僧はその点練習の半分がClay Courtですので、恵まれているほうです。

Club Lifeというと、TennisのあとのBeer、土日は一日Clubで過ごして、いろんな人とDoublesするというのが、私の日本での体験でした。ところが、こちらでは、Clubに飲食物を供するRestaurantやBarを併設しているところもありますが、少なく、我々のクラブも、自動販売機が一個あるだけ、当然ビールは売っていませんし、第一、Lobby Spaceに人がたむろしているとか、一日中クラブに居て、いろんな人と交代してDoublesするということはありません。テニスしたい時間にまずコートを予約して、やりたい人と連絡を取り合って、2人なら2人、4人なら4人が、集合したところで試合なり練習が始まるわけです。終わったら、Showerもそこそこにさようなら、30分交代とか、10分練習してOne Doublesで交代とか、駐車場がいっぱいで二重三重駐車してフロントに鍵預けたりというような日本的な風景はそこにはありません。

ですから、ばったり知り合うということがほとんど無くて、お互いに3.5とか4.0とかのレベルを自己申告して、対戦相手を募集するということを掲示板を使って行うということが良くやられますし、上手な人が居ると、所属のCoachが紹介してくれたり、知り合いや親戚や親御さんがお声を掛けてくれたりということが行われます。昨日練習したAndrew Marcusもお父さんが、テニプリ小僧のテニスを見て、「うちの息子はHigh SchoolのSeniorだけど、練習相手になると思うよ」と声を掛けてくれて、電話番号を交換したことから、何度か練習するようになったのでした。出会うことも、再び集まって試合することも、広いアメリカではなかなか難しいのが実情です。昨日のように朝思いついて、午後には練習していたのは、結構、「奇跡的な出来事」なのです。
USテニス事情 | 投稿者 kaido-no1fan 01:57 | コメント(0) | トラックバック(0)