2007年08月08日
USTA Super National Boys 14 3日目 Rd of 64
今日の相手は、一回戦でAce Maties君(7月のClay CourtでBest 32まで進んだ選手。テニプリとMitchell君のDoublesペアに土をつけた相手の片割れ)をやっつけたTanner Brown君。
ちなみにAce君は、写真左の選手。
Tanner君?Brown君?どっかで聞いたことがあるなぁ~とテニプリ小僧と話していたのですが、彼の戦跡を見て!「あぁーこの子かぁ~」と合点が行った次第でした。Floridaの友人、Hasegawaさんにお宅でテニスをした時に、近所にジェニファー・カプリアティのコーチが住んでいて、その子供たちのうち、16歳と14歳の男の子がテニスしていて、Hasegawa君とたまにテニスするという話を聞きつけて、一緒にDoublesをしてもらったのです!
この時のDoubles PartnerはDaniel君でしたが、6-4で勝ったと思います。2セット目をといったら、もう行かなきゃということで一セットで終わってしまいましたが、お兄ちゃんの方は、大分Powerがあり、弟のTannerくんの印象は余りありませんでした。
そこで最後の手段。Hasegawaさんに電話です。Hasegawaさんも、「えっ、そうなの、Tannerとやるんだ。ものすごく拾うから辛抱するのよ!」と激励されて、コートに入りました。
今日からコンソレーションがスタートしますので、コンソレーションが、まず、8時から9時に入り、10時からMain Drawに残っている64選手の32試合が入ります。テニプリは、11時試合開始。10分遅れくらいで入りました。
第一セット。噂どおり(というより、聞いたとおりの)の俊足とBall Anticipationが素晴らしく、とにかく、Ballが帰ってきます。この頃は、テニプリがあまり、前後の揺さぶりを入れなかったこともあって、ベースラインのはるか後ろを、左右によく走って、何でも返してきます。ネットのはるか高くをスピンを利かせたBallがゆっくりと進んでいる姿は、対戦相手の悪夢です。Pusherですが、なんかここまでくると芸術品です。
実は、このTanner君、お父さんがJenifferのコーチと言いましたが、Jenniferが選手生活を止めてしまいましたので、失業し、このたび、このSan Antonioの近くのNew Braunfelsという町にある、往年の名選手John Newcombeが主催するJohn Newcombe Tennis RanchというTennis Academyに職を得たそうで、2ヶ月前にFloridaから引っ越してきたばかりだそうです。
1セットを3-6と落としたテニプリ小僧。Pusherはテニプリ小僧の大敵です。すんなり勝てないばかりか、ここまで芸術的にすべてのBallをNetの3-4倍高いところを通して来ると、Ballは十分深いですし、タイミングは取りにくく、打っても打っても帰ってくるBallは、テニプリ小僧にとっても、「もう悪夢」の域まで達しています。
Foreに回り込んで、相手のBackへ押し込め、3-4球Backに押し込んでから、ForeのCrossに相手を振りますが、中ロブでうまく逃げられ、なかなかエースが取れません。第2セットも、2-0リードから2-3と逆転され、3-3、3-4、4-4と一進一退の攻防が続きます。30-ALLからの5Point目。数えていなかったのですが(当たり前です、始まる前にそんなに長くなるとは誰も思っていないのですから)、多分、60球は続いた、「超」が付くLong Rallyをテニプリが制した次の瞬間、後方のフェンス際に走りよったTanner君、というより、フェンスに届く前に、前かがみになると、嘔吐し始めたのです。反対サイドから見ていましたので、最初は、下を向いてなにをしているんだ位にしか見えなかったのですが、大きな嗚咽が聞こえ、3-4回に分けて、文字通りお腹のものを胃液まで含めて、すべて、吐き出した状態になってしまいました。
Officialが5分間Injury Time Outを宣し、それでもずっと前かがみの状態でしばらく吐き続けていたTanner君、2分間くらいベンチに戻って休んだ後、コートを移動して、試合再開となりました。
95度の熱さです。昨日、Danielのお母さん、Carolineと15分打っただけで呼吸困難になってしまうほどの熱さです。お腹が空っぽでは何も出来ません。30-40から再開したPointを取り、テニプリ5-4リード。自分のサーブをしっかり〆て、6-4でこのセットを取りました。
10分間の休憩です。テニプリ小僧も肘が痛くなって、氷嚢で肘を冷やしながらの戦いでしたので、まず、鎮痛剤を飲み、足のマッサージ、水分をしっかり補給して、日陰で休んで、第3セットの戦いに備えます。
相手は、体力的にPushしてくるはずは無いから、逆に徹底的に拾いまくれ!特に前後を徹底的に使え!が指示です。
最初のTanner君のサーブ。サーブからして、これまでの入れるだけのサーブから、あわよくば、これでPointを終わらせようというサーブです。テニプリ小僧、きっちり無理せず、「Put all balls in play!」に徹して、長いRallyを仕掛けようとします。しかし、5球目をForehandをネットに引っ掛けて、まず、1ポイントを失います。「しまった!」の表情が見て取れましたので、「OK、Let's Go!」と声を掛け、第2Pointは、残りの力を振り絞ったTanner君がForehand StrokeのAceをCrossに決めます。30-0。さあ挽回を祈念して「Third Point!Let's Go!」と声を掛けます。珍しくNetに出てきたTanner君、テニプリのBackhandのDown-the-Line Passing Shotが炸裂して、30-15です。次のPointもTanner君は、前進してきます。コーチ(お父さん)の指示は、体力を使わないように、前で勝負しろだったのでしょう、積極的に前に出てきます。しかし、これは明らかにTanner君のテニスではありませんでした。4Point目は、結局、Tanner君のVolley Missで、30-Allとなります。
2ポイントを取り合って、2度目のDeuceの時、前進すると見せかけて、テニプリが落としたDrop Shotに一歩も反応が出来なかった時、Tanner君の表情に明らかなあきらめの色が浮かびました。最後のPointは、Tanner君のBackhandがNetの下のほうに突き刺さり、全く足が出ない様をはっきりと見せていました。
スコアカードの横に立ちすくんだTanner君、Netに寄りかかりながら、スコアカードをめくるテニプリ小僧に向かって「I cannot play anymore.」とretireする旨を告げて、両選手が握手して試合は終了しました。
それにしても、第2セットはよく我慢して、相手を徹底的に走らせ、文字通り、反吐を吐くまで走らせたテニプリも違う意味ですごかったですし、そこまで拾い捲ったTanner君も只者ではない選手です。
地元の試合にしか出ないということで、National Tournamentの常連というわけではないですが、抜群の運動神経と根性で、全米100位くらいの選手を軒並み食ってしまうTanner君は、今後Newcombe RanchでTrainingするのでしょうから、強くなってくるに違いありません。
テニプリ小僧、Luckyな面もあったけど、よくやったぞ。Luckyも実力の内だ!これでRound of 32進出です。頑張れ、テニプリ小僧!
ちなみにAce君は、写真左の選手。
Tanner君?Brown君?どっかで聞いたことがあるなぁ~とテニプリ小僧と話していたのですが、彼の戦跡を見て!「あぁーこの子かぁ~」と合点が行った次第でした。Floridaの友人、Hasegawaさんにお宅でテニスをした時に、近所にジェニファー・カプリアティのコーチが住んでいて、その子供たちのうち、16歳と14歳の男の子がテニスしていて、Hasegawa君とたまにテニスするという話を聞きつけて、一緒にDoublesをしてもらったのです!
この時のDoubles PartnerはDaniel君でしたが、6-4で勝ったと思います。2セット目をといったら、もう行かなきゃということで一セットで終わってしまいましたが、お兄ちゃんの方は、大分Powerがあり、弟のTannerくんの印象は余りありませんでした。
そこで最後の手段。Hasegawaさんに電話です。Hasegawaさんも、「えっ、そうなの、Tannerとやるんだ。ものすごく拾うから辛抱するのよ!」と激励されて、コートに入りました。
今日からコンソレーションがスタートしますので、コンソレーションが、まず、8時から9時に入り、10時からMain Drawに残っている64選手の32試合が入ります。テニプリは、11時試合開始。10分遅れくらいで入りました。
第一セット。噂どおり(というより、聞いたとおりの)の俊足とBall Anticipationが素晴らしく、とにかく、Ballが帰ってきます。この頃は、テニプリがあまり、前後の揺さぶりを入れなかったこともあって、ベースラインのはるか後ろを、左右によく走って、何でも返してきます。ネットのはるか高くをスピンを利かせたBallがゆっくりと進んでいる姿は、対戦相手の悪夢です。Pusherですが、なんかここまでくると芸術品です。
実は、このTanner君、お父さんがJenifferのコーチと言いましたが、Jenniferが選手生活を止めてしまいましたので、失業し、このたび、このSan Antonioの近くのNew Braunfelsという町にある、往年の名選手John Newcombeが主催するJohn Newcombe Tennis RanchというTennis Academyに職を得たそうで、2ヶ月前にFloridaから引っ越してきたばかりだそうです。
1セットを3-6と落としたテニプリ小僧。Pusherはテニプリ小僧の大敵です。すんなり勝てないばかりか、ここまで芸術的にすべてのBallをNetの3-4倍高いところを通して来ると、Ballは十分深いですし、タイミングは取りにくく、打っても打っても帰ってくるBallは、テニプリ小僧にとっても、「もう悪夢」の域まで達しています。
Foreに回り込んで、相手のBackへ押し込め、3-4球Backに押し込んでから、ForeのCrossに相手を振りますが、中ロブでうまく逃げられ、なかなかエースが取れません。第2セットも、2-0リードから2-3と逆転され、3-3、3-4、4-4と一進一退の攻防が続きます。30-ALLからの5Point目。数えていなかったのですが(当たり前です、始まる前にそんなに長くなるとは誰も思っていないのですから)、多分、60球は続いた、「超」が付くLong Rallyをテニプリが制した次の瞬間、後方のフェンス際に走りよったTanner君、というより、フェンスに届く前に、前かがみになると、嘔吐し始めたのです。反対サイドから見ていましたので、最初は、下を向いてなにをしているんだ位にしか見えなかったのですが、大きな嗚咽が聞こえ、3-4回に分けて、文字通りお腹のものを胃液まで含めて、すべて、吐き出した状態になってしまいました。
Officialが5分間Injury Time Outを宣し、それでもずっと前かがみの状態でしばらく吐き続けていたTanner君、2分間くらいベンチに戻って休んだ後、コートを移動して、試合再開となりました。
95度の熱さです。昨日、Danielのお母さん、Carolineと15分打っただけで呼吸困難になってしまうほどの熱さです。お腹が空っぽでは何も出来ません。30-40から再開したPointを取り、テニプリ5-4リード。自分のサーブをしっかり〆て、6-4でこのセットを取りました。
10分間の休憩です。テニプリ小僧も肘が痛くなって、氷嚢で肘を冷やしながらの戦いでしたので、まず、鎮痛剤を飲み、足のマッサージ、水分をしっかり補給して、日陰で休んで、第3セットの戦いに備えます。
相手は、体力的にPushしてくるはずは無いから、逆に徹底的に拾いまくれ!特に前後を徹底的に使え!が指示です。
最初のTanner君のサーブ。サーブからして、これまでの入れるだけのサーブから、あわよくば、これでPointを終わらせようというサーブです。テニプリ小僧、きっちり無理せず、「Put all balls in play!」に徹して、長いRallyを仕掛けようとします。しかし、5球目をForehandをネットに引っ掛けて、まず、1ポイントを失います。「しまった!」の表情が見て取れましたので、「OK、Let's Go!」と声を掛け、第2Pointは、残りの力を振り絞ったTanner君がForehand StrokeのAceをCrossに決めます。30-0。さあ挽回を祈念して「Third Point!Let's Go!」と声を掛けます。珍しくNetに出てきたTanner君、テニプリのBackhandのDown-the-Line Passing Shotが炸裂して、30-15です。次のPointもTanner君は、前進してきます。コーチ(お父さん)の指示は、体力を使わないように、前で勝負しろだったのでしょう、積極的に前に出てきます。しかし、これは明らかにTanner君のテニスではありませんでした。4Point目は、結局、Tanner君のVolley Missで、30-Allとなります。
2ポイントを取り合って、2度目のDeuceの時、前進すると見せかけて、テニプリが落としたDrop Shotに一歩も反応が出来なかった時、Tanner君の表情に明らかなあきらめの色が浮かびました。最後のPointは、Tanner君のBackhandがNetの下のほうに突き刺さり、全く足が出ない様をはっきりと見せていました。
スコアカードの横に立ちすくんだTanner君、Netに寄りかかりながら、スコアカードをめくるテニプリ小僧に向かって「I cannot play anymore.」とretireする旨を告げて、両選手が握手して試合は終了しました。
それにしても、第2セットはよく我慢して、相手を徹底的に走らせ、文字通り、反吐を吐くまで走らせたテニプリも違う意味ですごかったですし、そこまで拾い捲ったTanner君も只者ではない選手です。
地元の試合にしか出ないということで、National Tournamentの常連というわけではないですが、抜群の運動神経と根性で、全米100位くらいの選手を軒並み食ってしまうTanner君は、今後Newcombe RanchでTrainingするのでしょうから、強くなってくるに違いありません。
テニプリ小僧、Luckyな面もあったけど、よくやったぞ。Luckyも実力の内だ!これでRound of 32進出です。頑張れ、テニプリ小僧!